埼玉で土台揚げ
2023/09/06
7月終わりから予定していたシート補強工事が延期となり、代わりに某物流倉庫でサッカー場何面分もの広さをひたすらにひび割れ補修工事を行っていた8月。
今年の猛暑を乗り越えられるのか少し不安でしたが倉庫内工事のおかげで室内+空調完備というかなり恵まれた環境での工事
注入が終わりケレンをして乾燥すればこの通り
ひび割れの補修やシート補強も弊社の営業品目ですのでご相談ください。
そして始まりました木造3F建ての土台揚げ沈下修正工事
今回工事をするにあたりほとんどの資料がない中での工法提案~御見積だったのですが、実はこの建物、20数年前に私がアンダーピニング工法で修正工事を行った建物のお隣の建物なんです。
薬液注入やアンダーピニングも検討されていたのですが、お隣がかなり特殊で苦労をした工事でしたので工事内容や状況を覚えていたり資料を控えていたおかげで状況説明の上、オーナー様のご要望にもこたえる形で土台揚げでの修正工事となりました。
長い間この工事に携わっていますが、以前施工した周辺で年数が経った後に工事する事はあってもお隣は初めてです(笑)
この建物は初期タイプの基礎パッキン工法で施工しているのでアンカーボルトも多くモルタル詰めも中々に手間がかかります。
いつもの様にジャッキセットをしながらアンカーボルトの斫り出し作業を行います。都内の3F建てと違い床面積がありますが、建物すべてにジャッキセットが完了したらジャッキアップをしていきます。
今回は最大50㎜程度ですが
ジャッキを外してアンカーボルトも溶接すると床下からの眺めはこのようになります。
パッキン工法なのでモルタル詰めは通常と手順も変わってきますが詰めてしまえば
外部はこの通り元通り、床下通気口はきちんと残して元通りに仕上げて完了です。
前回ブログで他社施工のパッキン工法でのモルタル詰め写真がありますので気になる方はご覧ください。
この後はいくつか現地調査に伺いながら、川崎で土台揚げに向かう段取りをしていきます。
建物の傾きや基礎等の補修・補強工事、敷地内の陥没でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。