2022年もありがとうございました、大宮も練馬も年内工事完了です。
2022/12/24
今年も残す所あと数日となりましたが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。弊社は年内工事予定をすべて終わり残す年内は道具の手入れと、今年のお礼廻りと年明けの挨拶廻りの予定を組んでちょっとだけ社長業をしている所です。
詳細が気になるとのメールも頂きましたので先日のブログの続きで補強編です。
爆裂現象の一番の原因は何といっても基礎コンクリートの被り圧不足です。下の二枚の写真が爆裂を斫り取った後と縦筋の被りを測定した物ですが縦筋の被り圧が10㎜しかありませんでした。
この建物の基礎立ち上がり幅が120㎜でしたからやはりセンター付近の50㎜あたりでのコンクリート被覆が望ましい所です。
従来なら鉄筋のケレンと防錆剤の塗布をするのですが
針金のように細く錆びている所や腐食して断裂していたので撤去できる鉄筋はすべて撤去した後に残せる鉄筋と撤去した鉄筋の跡を防錆剤処理をしてから樹脂モルタルで断面修復を行いました。
一部無筋基礎状態ですが
アラミド繊維で補強する事で爆裂範囲の基礎強度は問題ありません。仕上げ塗装をかければ
この通りでここまでを自社施工致します。この基礎の裏側が気になっていた方がいらっしゃると思いますが
エポキシ樹脂の低圧注入を施工してあります。
今までに施工して経験してきた高速道路や橋脚の長寿命化工事や高層のビルでの補強工事での経験をフィードバックして住宅基礎の補修・補強工事でご提案しております。
リフォームに伴う土台揚げ工事も
無事完了です。
今年もお声がけ下さいました皆様のお役に立つ事ができ、経験深い一年をありがとうございました。
来年もご依頼下さっている現場を皮切りに2023年をスタートして行きます。
家の傾き、移動工事、基礎等の補修・補強工事などでお悩みでしたらいつでもお気軽にご相談ください。