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災害による家の傾き過去の事例 新潟県

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災害による家の傾き過去の事例 中越地震・中越沖地震

災害による家の傾き過去の事例 中越地震・中越沖地震

2023/12/24

中越地震中越沖地震は、2004年と2007年に新潟県で発生した2つの地震です。両地震とも、甚大な被害をもたらしました。

 

中越地震

中越地震は、2004年10月23日午前10時53分頃、新潟県中越地方を震源として発生したマグニチュード6.8の地震です。震源の浅さと震度7の揺れが長時間続いたことから、甚大な被害をもたらしました。

 

特徴

中越地震の特徴は、以下のとおりです。

 

  • 直下型地震

中越地震は、震源が陸地内にある直下型地震でした。直下型地震は、地震のエネルギーが直接地表に伝わるため、揺れが大きく、被害が甚大になる傾向があります。

 

  • 震度7の揺れが長時間続いた

中越地震では、震源の浅さと震源断層の長さの影響で、震度7の揺れが最大60秒続きました。震度7の揺れが1分以上続くことは、非常に珍しいことです。

 

  • 液状化が発生した

中越地震では、震源の近くの地域で液状化が発生しました。液状化とは、地震の揺れによって地盤が液体のようになってしまう現象です。液状化が発生した地域では、建物の倒壊や土砂崩れなどの被害が発生しました。

 

被害

中越地震による被害は、以下のとおりです。

 

  • 死者・行方不明者:68人
  • 負傷者:4,906人
  • 全壊家屋:10,751棟
  • 半壊家屋:22,403棟
  •  

中越沖地震

中越沖地震は、2007年7月16日午前10時13分頃、新潟県沖を震源として発生したマグニチュード6.8の地震です。震源の浅さと震度7の揺れが長時間続いたことから、甚大な被害をもたらしました。

 

特徴

中越沖地震の特徴は、以下のとおりです。

 

  • プレート境界型地震

中越沖地震は、プレート境界型地震でした。プレート境界型地震は、地殻のプレートがぶつかり合うことによって発生する地震です。プレート境界型地震は、直下型地震に比べると揺れが小さい傾向がありますが、広範囲に被害をもたらすことがあります。

 

  • 震度7の揺れが長時間続いた

中越沖地震では、震源の浅さと震源断層の長さの影響で、震度7の揺れが最大100秒続きました。震度7の揺れが1分以上続くことは、非常に珍しいことです。

 

  • 液状化が発生した

中越沖地震では、震源の近くの地域で液状化が発生しました。液状化とは、地震の揺れによって地盤が液体のようになってしまう現象です。液状化が発生した地域では、建物の倒壊や土砂崩れなどの被害が発生しました。

 

被害

中越沖地震による被害は、以下のとおりです。

 

  • 死者・行方不明者:46人
  • 負傷者:4,801人
  • 全壊家屋:2,827棟
  • 半壊家屋:12,746棟
  •  

中越地震と中越沖地震は、いずれも新潟県を襲った地震で、両地震による被害は合わせて約1万3,000棟の全壊、約35,000棟の半壊に上りました。両地震は、地震の被害が甚大になる可能性を改めて示した出来事となりました。

 

中越地震と中越沖地震では、家の傾きによる被害も少なくありませんでした。

 

中越地震

中越地震では、震度7の揺れが長時間続いたことから、地盤が大きく揺さぶられ、地盤沈下が発生しました。その結果、多くの家が傾く被害が発生しました。

中越地震による家の傾きの被害は、以下のとおりです。

 

  • 傾いた家:約10,000棟
  • 被害の程度:軽度から重度まで
  •  

中越沖地震

中越沖地震では、震度7の揺れが長時間続いたことに加え、液状化が発生したことから、家の傾きの被害がさらに拡大しました。

中越沖地震による家の傾きの被害は、以下のとおりです。

 

  • 傾いた家:約5,000棟
  • 被害の程度:重度
  •  

家の傾きは、住民の生活に大きな影響を与えました。傾いた家は、住むことができなくなったり、修理に多額の費用がかかったりしました。また、傾いた家は、倒壊のリスクを高めるため、住民の安全にも脅威となりました。

中越地震と中越沖地震の教訓から、家の傾きによる被害を軽減するために、以下の対策が進められています。

 

  • 地盤改良の推進

地盤改良によって地盤の強度を高めることで、地盤沈下や液状化による地盤の変化を抑えることができます。

 

  • 建物の耐震性の向上

建物の耐震性を向上させることで、地震の揺れによって家が傾くリスクを軽減することができます。

また、地震の際には、家が傾く可能性があることを認識し、早めに避難するなどの対策をとることが大切です。

 

万が一、地震で建物が傾いてしまった場合でも沈下修正工事を行うことで元通りに復旧し安心して住む事が出来ます。

 

主な沈下修正工事の工法として

 

   鋼管杭圧入工法

基礎の下に鋼管杭を打ち込み、油圧ジャッキで基礎ごと建物を持ち上げる工法です。鋼管杭は、建物の荷重を支える支持地盤まで打ち込まれます。

 

  • 耐圧板工法

基礎の下に耐圧板を敷設し、油圧ジャッキで基礎ごと建物を持ち上げる工法です。耐圧板は、鋼板やコンクリート板などで作られた板状の構造物です。

 

  • 土台上げ工法

基礎と土台の間に油圧ジャッキをセットして度台から上を持ち上げて平らにする工法です。

 

沈下修正工事を行う際には、まず建物の傾きや地盤の状況を調査して、適切な工法を選択する必要があります。また、工事には専門的な知識と技術が必要となるため、信頼できる施工会社に依頼することが大切です。

 

家を建てる際には、地盤の種類や性質を把握した上で、適切な基礎工事を行うことが大切です。

 

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