現地調査とビフォーアフター
2022/04/15
週末に幾つかの現地調査に伺ってきました。
ここ最近多いのが中古物件売買に伴う、売主様と不動産屋さんそして購入された買主様からのお問い合せが本当に多くなってきました。
売却と購入という違う立場での御要望や御意見があるのですが、現状販売ですと傾きを直すのは買主様になりますし、その場合はご自分でお住まいになるので必然としっかりと直す工法を選択されるのですが、売主様のお話を伺っていると瑕疵担保の事もあり傾きをしっかりと直してから売却したいと思っていらっしゃる方が多いのは非常に良い傾向ではと思います。昔はできるだけ低予算で水平になれば良いとおっしゃるオーナーのお問い合せの方が多かったですから。
中古物件の売買といえば見えない部分の不具合に対する不信感を感じる方も多く、以前は検討をされにくい選択肢だったのですがインスペクションが少しずつ浸透してきた事により市場の活性化をして少しづつニーズに沿ってきていると現場サイドでは思っていました。
然しながら本日お会いした御主人は海外生活をされていた御両親と、この度日本で同居されるにあたりホームインスペクションをしてから中古物件を御購入されたのですが、売主サイドではインスペクションの対応に応じてくれず引き渡し後にご自身で鑑定士を依頼してインスペクションをされたとの事でした。「アメリカでは売主と買主の双方で鑑定師による鑑定を行い売買に関するトラブルを減らしていくのが一般的だが日本では違うのですか?」とおっしゃられて少しづつ進んできたとは言え、日本ではまだまだそういった部分が遅れているのだなぁと世界基準からの遅れを実感させられました。
日本の住宅も長寿命化しているので中古住宅活性化に向けて少しでも弊社で出来ることがあればいい施工をして行きたいと思いながら、昨年土台揚げで工事をさせて頂いた現場が通り道だったので伺ってみました。
before after
before after
普段の沈下修正工事ではビフォーアフターは写真で見ても判り難い事が多いのですが
こちらの住宅は弊社で家の傾きを直した後に内外装リフォームもしっかりとされているので沈下修正工事施工後には随分と雰囲気が変わりました。
技術も進歩していますし強度のある建築材料も日々増えていますから、築年数が経過している建物も家の傾きを最適な工法で直し、適切なリフォームを行う事で安心してお住まいになる事が出来ますので売却をご検討されている方も、ご購入でお悩みの方も、条件に合った適切な工法での沈下修正工事をご提案いたしますのでご相談ください。
今週から足立区の掘削現場と並行して築〇十年のビル耐震補強工事が始まります。